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高い安全性と優れた防除力のバイエルのシロアリ防除用土壌処理剤ハチクサンFL

バイエルが8年半の歳月をかけ世界に先駆けて開発した有機リンでもないカーバメイトでもないピレスロイドでもない全く新しいタイプの日本で生まれた世界の防除剤
ハチクサンFL

品番:
00A001
価格:
26,000円(税別)
28,600円(税込)
ポイント:

286ポイント進呈

納期
数量
製品名
ハチクサンFL
有効成分
イミダクロプリド20%
希釈倍率
200倍
内容量
1kg入り
適用
普通物
医薬用外劇物
ヤマトシロアリ、イエシロアリ、カンモンシロアリ、アメリカカンザイシロアリ、ダイコクシロアリなど
認定機関
(社)日本木材保存協会認定薬剤A-4104
(社)日本しろあり対策協会認定薬剤3359号
販売元
エンバイロサイエンスジャパン株式会社

製品情報


散布中、散布後の臭いは?
ハチクサンの有効成分であるイミダクロプリドは、ほとんど臭いがありません。
散布の際には、この薬剤を水で薄めて使用しますので散布中も散布後も臭いによる不快感がありません。
人やペットへの影響は?
シロアリ対策はしておきたいけど、人やペットへの影響が心配という方が少なくありません。
ハチクサンは蒸気圧が低く、散布した土壌や木部からほとんど蒸散しないので薬剤による影響はほとんどありません。
居住者の皆様にとって安全性が高い薬剤です。しかしながら、化学物質過敏症やアレルギー体質の方は前もってかかりつけの医者にご相談される事をお勧めします。
すぐに駆除できるの?
ハチクサンはこれまでの薬剤と違った効き方をします。
散布後、シロアリはすぐに死なないで動いている事がありますが、薬剤に触れると徐々に動きが鈍くなり木材などを加害する能力を失い、やがて確実に死にます。
(即攻性があるとシロアリは用心して薬剤に近づかなくなります。)じわじわ確実にハチクサンはシロアリを退治します。
確かな効き目!
ハチクサンはシロアリに対して忌避性(シロアリが薬剤を避ける作用)を示さないので薬剤処理をした場所でもシロアリは接近し薬剤に接触します。
シロアリはその習性から仲間同士で薬剤を伝播しあうので薬剤の効果は他の仲間にも波及していきます。
ハチクサンは長い期間効力を発揮してシロアリの浸入から大切なお住まいを守ります。




★1:ハチクサンFLの概要
★2:ハチクサンFLの安全性
★3:ハチクサンFLのドミノ(伝播)効果
★4:ハチクサンFLの生物効果
★5:ハチクサンFLの土壌中での安定性及び有効成分イミダクロプリドの土壌移行性
★6:ハチクサンFLの気中濃度
★7:ハチクサンFLの建築材料等への影響
★8:ハチクサンFLのコンクリートに対する安定性
★9:ハチクサンFLの各種植物に対する薬害
★10:ハチクサンFLに関するQ&A
★知っておきたいシロアリのお話
★シロアリ薬剤の剤型について
★シロアリ防除の工法について
★ハチクサンFLの使用方法





★1:ハチクサンFLの概要
(1)製品の概要、成分及び性状
<1>:製品の概要
■商品名:ハチクサンFL 登録商標第2182351号
■有効成分量:イミダクロプリド20%
■希釈倍率:容量・用法を参照
■用途:シロアリ防除用土壌処理および乾材シロアリ駆除
■認定:(公社)日本木材保存協会 認定番号A-4104
(公社)日本しろあり対策協会 防除薬剤 登録番号第3359号
乾材シロアリ用駆除薬剤 登録番号 第2号
(公財)文化財虫菌害研究所 文化財虫菌害防除薬剤 登録番号第33号

<2>:有効成分
■有効成分の名称:イミダクロプリド(imidacloprid)
■化学名:1-(6-クロロ-3-ピリジルメチル)-N-ニトロイミダゾリジン-2-イリデンアミン
■化学構造式:---
■分子式:C9H10CIN5O2
■分子量:255.7
■外観:白色結晶(純品)
■蒸気圧:2.0×10-9hPa(20度)
■融点:144度
■分解温度:200度
■分配係数(アクタノール/水):log Pow:0.57(21度)
■溶解度:水に難溶(480mg/L 20度)ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシドに良く溶解

<3>:ハチクサンFL製剤について
■剤型:イミダクロプリドを含む20%含むフロアブル剤
■有効成分:イミダクロプリド
■外観:粘稠懸濁液体
■臭気:微臭
■保存安定性:通常の取扱い条件において安定
■適用法令:毒物及び劇物取締法;医薬用外劇物
:化学物質管理促進法(PRTR);指定化学物質 該当物質なし
:労働安全衛生法;通知対象物質 該当物質なし
■包装及び容量:1kg入りプラスチックボトル(10本入り段ボール)

(2)用法・容量
希釈倍率:本剤はよく振り混ぜてから、下記の希釈表に従い、水で所定の倍率に希釈し、散布して下さい。希釈液は使用の都度、十分攪拌し、その日のうちに使用して下さい。
使用量:土壌処理の場合


使用量:床下がコンクリート打設面の場合

よく振ってからお使い下さい。

面状散布、帯状散布のいずれの方法も、水損を防止するために希釈倍率を適宜変更することができます。ただし散布面積に対する有効成分量は所定の量を散布して下さい。なお、施工にあたっては(公社)日本しろあり対策協会の「防除施工標準仕様書」並びに「安全管理基準」に従って下さい。

(3)ハチクサンFLの特徴
■本剤はシロアリに対する忌避性がほとんど無いので仲間で薬剤を伝播し合うドミノ効果によりコロニー全体への効果が期待できます。
■本剤は使用濃度0.1%の濃度で十分にシロアリへの殺虫効力と残効性を発揮します。
■本剤は200倍に希釈して使用するために製剤原液として1kgのボトルと少量化され、運搬も容易です。
■本剤は大部分が水(約70%)を含む水性製剤のため火災の危険性はほとんどありません。
■製剤原液は若干の刺激臭がありますが、水希釈液にはほとんど臭気が無いため、居住者および作業者に対し不快感を与えません。
■厚労省で定められているVOC13物質を使用しておりません。

(4)作用機構(防蟻成分イミダクロプリド)
本剤はシナプス後膜に作用し神経伝達を遮断して麻痺、弛緩等で致死させます。また低濃度では痙攣、異常、活動の低下が長期間観察され、摂食、行動等に影響を与えることが特徴です。




★2:ハチクサンFLの安全性
<1>急性毒性(製剤)
■経口:ラット(♂)LD50 3,200mg/kg
:ラット(♀)LD50 4,100mg/kg
■経皮:ラット(♂♀)LD50>2,000mg/kg
■吸入(ミスト):ATE値>22.44mg/L

<2>刺激性(製剤)
■皮膚腐食性・刺激性:皮膚刺激性 ウサギ 刺激性ない
■眼に対する重篤な損傷性・刺激性:眼 刺激性 ウサギ 刺激性なし

<3>皮膚感作性(製剤)
■モルモット:皮膚感作性なし

<4>水生生物に対する影響(製剤)
■コイ:LC50 579mg/L(96時間)
■オオミジンコ:EC50 240mg/L(48時間)
■藻類:ErC50 251mg/L(0-72時間)



★3:ハチクサンFLのドミノ(伝播)効果
(1)ハチクサンFLのドミノ(伝播)効果
ドミノ効果とはその効力がシロアリからシロアリへと伝播して仲間のシロアリを退治してしまうことです。以下はハチクサンのドミノ効果を米国ノースカロライナ州立大学昆虫学部が実験で証明した要約です。ハチクサンの伝播効果を、放射性同位元素[14C]で標識したハチクサンの有効成分イミダクリロプリドと地下シロアリ(Reticulitermes flavipes,ヤマトシロアリと同族種)を用いて確認しました。

<1>処理土壌からのシロアリへのイミダクロプリドの取り込み
イミダクロプリドを50ppmの濃度で処理した砂に48時間放置した職蟻18頭を1頭ずつ分析した結果、イミダクロプリドの多くは体内に存在しており、それは体表皮に存在していた量の5倍から10倍であった。体内に取り込んだ量が多いのは、シロアリがトネルを掘る時に土壌粒子を口器で運ぶ時にイミダクロプリドを口器から取り込んだ為だと考えられる。(図1)


<2>処理シロアリから無処理シロアリへの伝播量の確認
イミダクロプリドを50ppmの濃度で処理した砂に48時間連続して放置した職蟻を処理シロアリとした。その処理シロアリと無処理シロアリを16頭:8頭:32頭:8頭:64頭:8頭になるように各区に処理シロアリを放った。24時間後に分析した結果、無処理シロアリは処理シロアリの数が増えるにつれ多くのイミダクロプリドが伝播されることが確認できた。このことから無処理シロアリが処理シロアリの表皮または口の周りについた吐瀉物をグルーミングすることがイミダクロプリドの主な伝播経路であることがわかった。またイミダクロプリドを受け取ったすべてのシロアリに中毒症状が認められた、伝播効果が確認された。(図2)


<3>伝播の行動特性の確認
イミダクロプリド100ng(ナノグラム:1ngは10憶分の1g)を職蟻の腹背部に局所処理し、処理シロアリとした。処理液が乾燥しシロアリに中毒症状が出たら8頭の仲間の兵蟻を入れた容器に2頭の処理シロアリを入れ、その1時間後に4頭の仲間の職蟻を加えた。24時間行動を観察したところ、兵蟻が巣の仲間とグルーミングしていることは観察されなかったので、わずかに検出されたイミダクロプリドは処理シロアリとの単純な接触によるものと考えられた。また無処理の職蟻だけが処理シロアリと兵蟻をグルーミングすることが観察された。無処理の職蟻には中毒症状が現れ、24時間後には2頭の無処理の職蟻に多量のイミダクロプリドが検出された。以上の結果より、グルーミングこそがイミダクロプリドを伝播させる重要な行動である事が分かった。(図3)




★4:ハチクサンFLの生物効果
(1)室内試験
ハチクサンFLは以下に示す通り、認定取得にあたって性能基準を満たす試験結果が得られています。

<1>:処理土壌からのシロアリへのイミダクロプリドの取り組み
ガラスシャーレ上の濾紙に所定濃度のハチクサンFL供試薬液を処理し、イエシロアリの死虫率を観察した。その結果4日後のLC50値は2.5ppmであったが、遅効性で経済的に徐々に死虫率が高まる特徴が観察された。従って低濃度でイエシロアリに有効であると判断された。

イミダクロプリドのイエシロアリに対するLC50値

(バイエルクロップサイエンス(株)、結城中央研究所)


<2>:室内防蟻効力試験
(公社)日本木材保存協会、規格第13号1987 3.1 室内試験方法に従い、ハチクサンFLを水で200倍に希釈した供試薬剤(0.1%)を用いて行った。その結果、対候操作あり・なしに係わらず、実使用濃度の0.1%を穿孔度がすべて1以下となり、シロアリ防除専用土壌処理剤として有効であると判断された。


<3>:土壌穿孔阻止効力
(公社)日本木材保存協会 規格台3号1987 3.1 室内試験方法に準じて行った。なお、対候操作は4週間及び規格に定めされていない12週間についても行った。その結果、ハチクサンFLは穿孔度が0でなかったが、使用濃度の1/4swも穿孔度がすべて1以下となり、性能基準を満足した穿孔阻止効果がみられた。なお、ハチクサンFLの穿孔度0とならなかった原因として遅効性であることや忌避性が少ないことが考えられ、その結果としてわずかではるが「ナメ」が観察された。


<4>:薬剤処理後1年保存した試験材を用いての残効性
アカマツ辺材(3cm×3cm×3cm)を0.1、1、10、100ppmの各濃度の供試薬液で処理し、1年間保存(30度)したものをし試験材とした。その試験材をプラスチック容器内に3週間静置し、供試したイエシロアリの死虫率及び試験材の被害度を調べた。その結果、イミダクロプリドは10ppmから100%の死虫率が認められ、試験材の被害も見られなかった。シロアリ防除薬剤は残効性が最も重要なファクターであり、イミダクロプリドは10ppm以上の処理濃度であれば1年経過後の木材に対しても明らかに有効であることがわかった。イミダクロプリドの実使用濃度は1000ppmであり、十分な有効性が伺える。


(2)野外防蟻効力試験
<1>:委託試験
鹿児島県大崎町において、(公社)日本木材保存協会 規格第13号1987 3.2 野外試験方法※に従い、ハチクサンFLを水で200倍に希釈した供試薬液(0.1%)を用いて、散布量3L/平方メートルで試験を実施した(試験開始:1989年7月)。ハチクサンFLの0.1%希釈液では試験開始5年及び10年を経過した時点でも試験板には食害がみられた。その結果、実使用濃度のハチクサンFL0.1%は土壌処理用防蟻剤として有効と判断された。


<2>:自社試験
鹿児島県日置郡吹上浜において(公社)日本木材保存協会 規格第13号1987 3.2 野外試験方法※に従い、ハチクサンFLを水で200倍および100倍に希釈した。それぞれの供試薬液(0.1%、0.2%)を用いて、散布量3L/平方メートルで試験を実施した(試験開始:1990年6月)。ハチクサンFLの0.1%および0.2%希釈液では試験開始5年および10年を経過した時点でも試験板には食害がみられなかった。その結果、実使用濃度のハチクサンFL0.1%は土壌処理用防蟻剤として有効と判断された。


★5:ハチクサンFLの土壌中での安定性及び有効成分イミダクロプリドの土壌移行性
(1)ハチクサンFLの土壌中での安定性及び有効成分イミダクロプリドの土壌移行性
<1>:土壌中での安定性
ハチクサンFLを実際の処理量を考慮して土壌中濃度がイミダクロプリド50ppmとなるようにガラス容器内の4種の土壌に処理し、床下環境を想定した暗黒化30度に保存した場合、イミダクロプリドの半減期は軽埴土Aで426日、軽埴土Bで347日、軽埴土Cで541日、砂土で484日であった。この結果からイミダクロプリドは比較的長い効力持続性が期待できると考えられる。

<2>土壌移行性
火山灰土壌を用いた土壌カラムにおけるイミダクロプリドのリーチング試験において、降雨量として600mm、12日間溶脱を個なった結果、イミダクロプリドは溶脱液から検出されなかった。また土壌分析の結果、大部分は上層に保持され、表層から20~30cmの深さには検出されなかった。



★6:ハチクサンFLの気中濃度
(1)ハチクサンFLを使用した施工における気中濃度モデル試験結果
製品の用法容量にのっとり、一般住宅を使用して、ハチクサンFLを使用した際の気中濃度試験を行った。
<1>:製品の概要
■供試薬剤:ハチクサンFL、67倍希釈、1L/平方メートル散布
■試験場所:千葉県S市
■試験家屋面積:床下面積約77.82平方メートル

試験結果-イミダクロプリドの気中濃度

散布中~30分後を除き、イミダクロプリドは限界検出未満となった。また、試験で得られた最高濃度69.8μg/立法メートルは、イミダクロプリドの亜急性吸入毒性試験(ラット)での最大無作用量※5500μg/立法メートルをはるかに下回る数値であった。※最大無作用量:薬剤に暴露した時、暴露した動物に影響が出ないもっとも多い有効成分量

<2>気中濃度試験(200倍希釈)
■供試薬剤:ハチクサンFL。200倍希釈、3L/平方メートル散布
■試験場所:千葉県I市
■試験家屋面積:床下面積86平方メートル
試験結果-イミダクロプリドの気中濃度




★7:ハチクサンFLの建築材料等への影響
(1)建築材料等への影響
<1>:水拭き/水洗い試験
■試験薬剤:ハチクサンFL200倍希釈液
■試験方法:試験材料32種類につき、試験薬剤液を付着させた後、直ちに水濡れ雑巾で拭き取りを行い、薬剤が除去しにくいものについては水で洗浄を行い、各試験材料の着色、変色および変形について調べた。
■試験結果:ハチクサンFL200倍希釈液を付着させた後、直ちに水拭き/水洗いした場合、試験材料32種類のすべてにおいて、着色変色および変形は一切みられなかった。

<2>:放置試験
■試験薬剤:ハチクサンFL200倍希釈液
■試験方法:試験材料32種類につき、試験薬剤液を付着させた後、そのまま温室に放置し、5日後、11日後、23日後および1ヵ月に各試験材料の着色、変色および変形について調べた。なお同時に水で処理したものと無処理のものを対照とした。
■試験結果:試験材料32種類について、ハチクサンFL200倍希釈液を付着させたまま放置した場合(試験開始から1ヵ月までの結果)試験材料32種類のうち31種類において、試験開始の5日後、11日後、23日後および1ヵ月後に着色、変色および変形はみられなかった。しかし1種類(塩化ビニルクッションフロア)において、試験開始の5日後、11日後、23日後および1ヵ月後に変色および変形は一切みられなかったが、わずかに白色痕が認められた。

ハチクサンFL/建材材料への影響試験

ハチクサンFLの希釈液の建築材料に対する影響は低いと考えられるが、ご使用に際しては養生等を十分に行い、万一飛散してしまった場合は、すぐに水洗い、水拭き等を行うこと。



★8:ハチクサンFLのコンクリートに対する安定性
(1)床下条件における安定性試験
ベタ基礎や土間コンクリートスラブ造の床下に、ハチクサンFLを散布することの想定した場合の殺虫有効成分イミダクロプリドの安定性を確認した。


試験方法
内径5cmのモルタル皿を作成し、炭酸ガスで中性化した既設条件にし、ハチクサンFLの67倍希釈1L/平方メートルの方が安定であった。本試験の床下の5年間における平均温度は16.3度、平均湿度は62%であり、床下条件としては床下結露がほとんどない良好な状態が保たれていた。
この条件下では3年の間に有効成分がほぼ半減したので、もっと温暖で湿潤な地域ではさらに速く分解されることが想定される。なお今回得られた5年後の残存イミダクロプリドの量は十分な殺蟻効果を示すが、その後も分解が進むこと、および温暖で湿潤な条件ではさらに速く分解が進むことを考慮して、確実な予防のためには5年毎に再施工することが必要となる。




★9:ハチクサンFLの各種植物に対する薬害
(1)薬害試験1
ハチクサンFLを現地にて処理を行う時に、飛散した薬液が庭などに植えてある花木に付着した場合の薬害性をみることを目的とし、ハチクサンFLの200倍希釈液を充分量(薬液が葉からしたたり落ちる程度)電動式散布器で葉面散布した。

■試験植物
バラ(4品種・大文字、貴船、イダルゴ、スーパースター)、キク(2品種、国華風林、国華東光)、サツキ、ツツジ、シラカン、ツクバネウツギ、サクラ(品種ソメイヨシノ)、アカメモチ、コウライシバ

■試験結果
処理2日後と7日後に観察した結果、全ての植物に薬害の症状を示さなかった。若干、葉に白色の散布斑が残るが、簡単い拭き取ることができ、葉に薬害を示すことも認められなかった。ハチクサンFL散布液が花木において薬害を示す可能性は低いと思われる。なお本データはあくまでも参考であり、ハチクサンFLを使用の際は、植物等に薬液が飛散しないように十分に注意して下さい。

(1)薬害試験2
ハチクサンFLの薬液飛散による庭に植栽される植物に対する影響を確認する目的で、指定濃度200倍希釈液を表に示す植物に250ml/平方メートルの液量(床下帯状処理5L/平方メートルの1/20の液量)で均一に噴霧器で散布した。

■考察
試験に供した植物において、茎葉部には目立った影響は見られなかったものの、一部の植物の花や新芽に軽微な影響が見られた。以上より、薬剤処理時には換気口などから薬液が飛散しないように十分注意することと、万一が換気口から飛散するなどして植物に薬液が付着した場合には、水をかけて洗い落とすなどの処置を行うことが重要である。開花中あるいは軟弱な新芽の時期の植物については特に注意が必要である。



★10:ハチクサンFLに関するQ&A
製剤、希釈液等の扱い
Q:FL(フロアブル)とはどんな製剤ですか?
A:個体原体(有効成分)の細かい粒子が水の中に散らばって浮いている(懸濁している)水ベースの製剤です。
Q:臭いはありますか?
A:原体(有効成分)自体が蒸発しにくい性質であり、水をベースとしたフロアブル剤であることから、原液はほとんど臭いがありません(微臭)。また散布の際では、水で薄めて使用しますので散布中、散布後も臭いは感じられません。
Q:火災の危険性はありますか?
A:水性製剤で、火災の危険性はなく、消防法上の危険物には該当しません。
Q:保管について注意することはありますか?
A:直射日光を避け、乾燥した涼しい、小児の届かない場所に鍵をかけて保管して下さい。開封後は密閉をして同様に保管して下さい。
Q:希釈液は時間の経過とともに沈殿しますが、効力に影響はありますか?
A:沈殿しても薬剤は分解しておりません。したがって使用に際しては十分に撹拌してご使用下さい。

有効成分の作用と効果
Q:忌避性がありますか?
A:忌避性(シロアリ薬剤を避けようとする性質)はありません。種々の室内実験から忌避性の無いことが確認されており、社会性昆虫であるシロアリへの特異的な効き目であるドミノ効果です。
Q:ハチクサンFLのドミノ効果とはどのような効果ですか?
A:ハチクサンFLは非忌避性の薬剤なので、シロアリは感知することなく薬剤と接触します。直接噴霧したシロアリはもちろんの事、薬剤に直接触れていないシロアリにも薬剤が次から次へと伝播され、高い防除効果を発揮します。これがハチクサンFLのドミノ効果です。
Q:シロアリに対する効力で、他の薬剤と異なる特徴はありますか?
A:ハチクサンFLの作用機構は他の薬剤とは異なるため、シロアリに対して特異な中毒症状を示します。ハチクサンFLは0.1%の濃度で使用しますが、その10分の1の濃度(0.01%)および100分の1の濃度(0.001%)でも3日後にはシロアリは致死します。さらに1000分の1の濃度(0.0001%)でもシロアリの活動を停止させる作用があり、シロアリは試験木を食害することなく、その後致死に至ります。このような遅効性作用はハチクサンFLの大きな特徴の一つです。
Q:効力は5年間有効ですか?
A:5年後の残存濃度と有効濃度から、5年間は有効と考えられます。また、鹿児島県の野外防蟻試験では10年以上経過しておりますが、食害は認められていません。
Q:沖縄のようなアルカリ性土壌で、かつ高温多湿の地域でも効力は5年間有効ですか?
A:沖縄県のアルカリ性土壌野外試験(琉球大学)において試験開始から2年10か月後までの調査結果では、ハチクサンFLと対象薬剤(有機リン剤)にバラツキが認められ、すべての試験群の一部に食害が認められました。しかしハチクサンFLは防除効果が70以上と一定した傾向を示し、4年8か月後の調査結果でも食害が進行していません。一方、対象薬剤では防除効果が低下し、顕著な被害が認められました。また餌木・杭を交換した後の調査結果(表中のカッコ内)では、ハチクサンFLの防除効果は0.05~0.2%の処理濃度において100を示し、食害を認められませんでしたが対象薬剤では再度著しい被害が認められています。このようにハチクサンFLは4年8か月を経過した時点では、同時に試験をしている対象薬剤に比べて、優れた効力を示しています。

防除効果:(無処理群の被害度-処理群の被害度)÷(無処理群の被害度)✕100
カッコ内:餌木・杭の交換後の食害のみで防除効果を算出
Q:野外防蟻試験の結果から、ハチクサンFLは0.05%で使用してもよいのでしょうか?
A:野外防蟻試験では0.05%の濃度でも0.1%と同等の優れた防蟻効果が確認されています。しかし実際の施工においては種々の環境要因を考慮に入れ、より確実な防蟻効果を発揮させるため0.1%の濃度で使用して下さい。
Q:ヤマトシロアリに対する効果はどうですか?
A:室内試験において、イエシロアリと同様にヤマトシロアリに対しても優れた効果が認められています。

安全性
Q:ハチクサンFLはどうして安全性が高いのですか?
A:ハチクサンFLで使用している殺虫成分イミダクロプリドは、動物試験では体内からの排泄が早く、反復的使用(何回も繰り返し同じ薬剤を使用すること)をしても体内に蓄積しないので、毒性が増加することはありません。ハチクサンFL製剤については、眼、皮膚の刺激性、皮膚感作性(アレルギー)などが認められておらず、または溶剤として約70%の水を用いますので、ラベルに従って使用する限り安全性に安全性に問題はありません。なおハチクサンFL原液は劇物に指定されておりますので、取扱いや保管には法律に準拠してください。
Q:哺乳類の体内での蓄積はどうですか?
A:ハチクサンFLは速やかに吸収され、1~2日後にはほとんどが尿中に排泄されますので、体内に蓄積されることはありません。
Q:皮膚についたり、目に入ったりした場合はどうしたらよいですか?
A:皮膚:石鹸と水で十分に洗って下さい。目:流水で十分に洗い流して下さい。必要に応じて医師の診察を受けて下さい。
Q:万が一、中毒が生じた場合、どうしたらよいですか?解毒方法はありますか?
A:万が一誤って本剤を飲み込んだり、また大量に被暴し中毒が生じた場合、直ちに医師の診察を受けるか、または(公財)日本中毒情報センターに問い合わせてください。医師の診察、または問合せの際は使用薬剤名(ハチクサンFL)、有効成分(イミダクロプリド)、その他症状、被暴状況など詳細を告げて下さい。なお痙攣に対しては対症療法としてフェノバルビタールの投与が有効です。

Q:ハチクサンFLは犬などのペットに対し中毒を生じやすいですか?
A:通常の施工方法では中毒は起こりません。万が一、誤飲や被暴などにより中毒が起きやすい場合は、動物病院で処置を受けて下さい。人間と同じ処理になります。
Q:魚に対する毒性はどうですか?
A:ハチクサンFLの有効成分イミダクロプリドは比較的魚毒性は低いですが、使用時には直接水系に流れ込まないよう注意して下さい。
Q:散布後、蒸散による居住者への影響はありませんか?
A:ハチクサンFLの有効成分イミダクロプリドは蒸気圧が低いため、ほとんど蒸散しません。また気中濃度結果の通り、土壌散布後に居住者が空気中から吸入することはほとんどありませんので、居住者に対して安全の高い薬剤です。

(注2):イミダクロプリドを1とした場合の比較。
(注3):「シロアリ防除(予防・駆除)薬剤の安全性」【発行:(公社)日本しろあり対策協会2004年】による。
Q:連続してハチクサンFLを使用しても大丈夫ですか?
A:動物実験で、1日後にはほとんど尿中から排泄され、体内への蓄積のないことが確認されており、通常の使用方法で連続使用しても安全性の高い薬剤です。なお散布作業に当たっては用法・容量およびラベルの注意事項を厳守して下さい。
Q:ハチクサンFLの土壌中への移行性および分布はどうですか?
A:ハチクサンFLは土壌との吸着がよく、ほとんど上層部に分布して土壌中へ移行しないので溶脱水からも検出されておりません。したがってハチクサンFLを床下に散布した場合、地下水に流出することはありません。
Q:アルカリ性の土壌でも残効性は期待できますか?
A:これもでの試験でもpH9でも比較的安定であることを確認しています。アルカリ性の土壌でも残効性は期待できます。

作業性
Q:散布液の安定性はどうですか?
A:作業用のポリタンク内に散布液を入れ、直射日光下に3日間放置した試験で散布液は安定で、また有効成分の分解はわずかで、効力に問題はありません。
Q:新築の場合、床下土壌に散布後1~2週間太陽光の下に放置されることがよくありますが、その間太陽光に対する安定性はどうですか?
A:土壌内で肩が密で、また土療との吸着がよいため、太陽光による分解、土壌からの蒸校は受けにくく安定しています。
Q:雨が降っているときでもハチクサンFLは工事してよいですか?
A:既築工事の場合:ハチクサンFLは床下で散布を行います。したがって、降雨状態が工事全体の作業に支障がないことを確認の上、かつ、お客様が工事の同意をしていただけるようでしたら、施工して構いません。
新築工事の場合:散布面(新築時のむき出しの床下土壌面)土壌が降雨水で飽和〜泥状になるような場合、散布はできません。一方、散布面が湿る程度で土城が雨水で飽和しない程度の場合で、かつ、その後の降雨確率と時間から、それ以上に降雨水の影響が出ない場合は、工事をしても可能と考えられます。しかし、天気は予測不可能な場合もありますので、現場の状況や施工日程を調整して、できるだけ降雨の影響を受けないようこころがけてください。
Q:暑い時に希釈液を調製すると、透明になることがありますが効果に問題はありませんか?
A:問題はありません。有効成分イミダクロプリドの温度による水溶解度の違いで起きている現象です。

建築材料等への影響
Q:壁などに散布液が流れ、太陽光があたった場合、変色しますか?
A:黄変、褐変など変色は起こりにくくなっておりますが、すみやかに拭き取るか、または水洗いしてください。
Q:断熱材や発泡スチロール類などに与える影響は?
A:薬剤がかからないよう予め養生をしてください。もし、かかってしまった場合は、すみやかに拭き取り、十分に水洗して薬剤を洗い流してください
Q:コンクリート・モルタル・白木に散布した場合のシミの発生は?
A:水での希釈倍率が高いのでほとんど問題になりませんが、すみやかに拭き取るか、または水洗いしてください。
Q:ステンレスタンクに対する影響は?
A:これまでの知見から影響はないと考えられます。
Q:薬剤ホースを硬化させるような影響は?
A:影響は少ないものと考えられますが、耐薬品性のホースを使用してください。
Q:アルミサッシに付着した場合は?
A:まず、拭き取ってください。尚、最近のアルミサッシはほとんど塗装されているので、影響が少ないものと考えられますが、必要に応じて水洗いしてください。
Q:樹脂類・ゴム類・皮革類・自家用車の塗膜面などに与える影響は?
A:薬剤がかからないよう予め養生をしてください。もし、かかったとしても水ベースであるため、影響は少ないと考えられますが、すみやかに拭き取るか、または水洗してください。

廃棄方法
Q:ハチクサンFL製剤および空容器を廃棄する場合、どのような方法を行なえばよいですか?
A:製剤の廃棄が必要な場合は、SDSを添付して、産業廃棄物業者へ依頼してください。また、空容器は、内容物が残らないようよく洗った後、同様に発棄依頼してください
Q:散布器具やタンクの洗浄廃液はどうしたらよいですか?
A:希釈液に加える等して、使い切ってください。なお、河川、湖沼、下水などの公共水域や地下水を汚染する恐れのある場所には絶対に捨てないでください。

その他
Q:散布液がかかった木材は太陽光にあたると変色しますか?
A:当社の試験では変色しないことが確認されていますが、散布する前に彼うなど養生処置をして薬剤がかからないようにしてください。
Q:ハチクサンFLが付着した作業衣の洗濯にはどんな洗剤が適していますか?
A:市販の洗剤をお使いください。
Q:以前にハチクサン以外の土壌処理剤を散布した土壌に、ハチクサンFLを散布しても効力に影響はありませんか?
A:効力、また安全性の面でも影響はありません。


★知っておきたいシロアリのお話

シロアリが発生!

シロアリの生息を確認
シロアリは見えない所(柱中、壁中、土中など)に生息しているので目視で確認する事はほとんどできません。発見できるのは床下点検時、改築時、羽蟻発生時の3点がメインとなり、発見率が高いのは目視で確認出来る羽蟻の発生となります。羽蟻の発生場所は水周りや玄関先などからが多く、これはシロアリの巣がこの周辺に多くありそこで発生した羽蟻は光を求めて隙間から外部に出ようとします。羽蟻発生場所はシロアリの巣の場所特定にも役立ち今後のシロアリ駆除の重要な情報となりますので発生日時と発生場所を覚えておきましょう。



シロアリの羽蟻はいつ発生するの?
本州など全国に多く生息するヤマトシロアリの場合は春先(4~5月頃の午前中~)に一斉に飛び立つ事が多く羽の色はグレーで羽4枚のサイズがほぼ同じサイズなのが特徴です。※羽蟻の発生原因は数が増えすぎた際の新しい巣造り(一部の引っ越し)、環境変化など)着地した羽蟻は羽を落とし新しい雌雄ペアとなり営巣を探し土中などに潜ります。日本で最も生息数・被害数が多いヤマトシロアリの特徴は乾燥に弱く水を運ぶ能力が低いので土の中、水周り(風呂場・トイレ・玄関)などに営巣がある事が多く見られます。被害箇所=営巣という事が多いので被害範囲が狭いのも特徴ですが、特殊なケースで水漏れや雨漏れなどで上部から水をとれるケースでは天井まで上がるケースも稀に見られます。


中国近畿地方などの海側、四国九州沖縄などに多く生息するイエシロアリの場合は初夏(7月頃の夕暮れ)に群飛する事が多く羽の色は飴色(茶色)で羽4枚のサイズがほぼ同じサイズなのが特徴です。(※羽蟻の発生原因は数が増えすぎた際の新しい巣造り(一部の引っ越し)、環境変化など)着地した羽蟻は羽を落とし新しい雌雄ペアとなり営巣を探し土中などに潜ります。日本では暖かい地域に生息するイエシロアリは自分で水を運ぶ能力が高いので移動範囲も広く被害が甚大になる事が多いのが特徴です。家屋内の巣は1個とは限らず分巣などを作り食害は家全体にひろがります。屋外の切株や樹幹に巣を作り家屋内と行き来する事もあり移動距離が100m以上という報告がある程です。


羽蟻が飛び立つとシロアリはいなくなるの?
羽蟻の群飛はシロアリの巣の中の一部のシロアリが飛び立つだけでシロアリがいなくなる事はなく羽蟻が発生したという事はシロアリが大量にいる事を意味します。シロアリの巣の中には数万~のシロアリが生息しておりこの中の数パーセントが飛び立つ程度ですのでシロアリがいなくなる事はありません。一度羽蟻が出た家ではその後、同時期に羽蟻が発生する事が多く見られます。羽蟻が出た場合は必ず白蟻防除を行いましょう!この際の注意点としては羽蟻が発生した場合は市販されているピレスロイド系のスプレー殺虫剤や液剤のご使用はオススメしておりません。

ピレスロイド系殺虫剤をオススメしないのはなぜ?
なぜピレスロイド系殺虫剤をオススメしないかと言うと、まず見える範囲のシロアリは極一部の個体ですので無理して殺虫する必要性もなく、ピレスロイド系殺虫剤には忌避性がありますので、むやみに使用するとせっかく近くにいたシロアリを奥深くに追いやる事になり、その後薬剤散布する際にシロアリに薬剤を接触させる事が難しくなる場合があります。またスプレー殺虫剤の場合は羽蟻が床などに張り付き清掃するのが困難になる場合がございます。羽蟻が出た際は掃除機で吸い取るまたはテープなどにくっ付けて処理するのが簡単な方法でその後の処理への影響がありません。また羽蟻が出てきた穴に関してはテープなどを貼り出てこれないようにしておけば安心です。落ちついて効率のよい薬剤選定をして処理しましょう!弊社ではシロアリ駆除には忌避性の無い殺虫剤を推奨しております。

忌避性の無い殺虫剤をオススメするのはなぜ?
なぜピレスロイド系殺虫剤ではなく忌避性の無い殺虫剤をオススメするかというと薬剤散布できる範囲というのが大きな理由の一つとなります。先に述べた「羽蟻が出た際の処理」についても触れたようにピレスロイド系殺虫剤には強い忌避性(シロアリが警戒して近寄らない)があります。家屋での薬剤処理範囲には限界があります。壁の中、土間の下、土台など太い木材の中、土の中など薬剤を散布塗布できる範囲は見える範囲プラスアルファとなりすべてに薬剤処理が出来る事はほとんどありません。それを踏まえてプロは今までの経験からシロアリが潜んでいると思われる場所を想定して壁やコンクリートに穴を開け薬剤注入を行い出来るだけシロアリに直接薬剤が届くように穿孔注入という工程を行います。このような事から白蟻駆除を行う場合はピレスロイド系を避けて出来るだけ忌避性の無い殺虫剤を使用する事で効率よくシロアリに薬剤を接触させ駆除する事が可能です。


ピレスロイド系はダメなの?
上記でピレスロイド系殺虫剤をオススメしない理由を書きましたが、ではピレスロイド系殺虫剤はダメなの?と言われるとそうではありません。ピレスロイド系殺虫剤の忌避性は新築またはシロアリ予防時に使用すると最大限の効果を発揮します。ピレスロイド系殺虫剤を撒く事でシロアリが嫌がるバリア(薬剤の層)を作る事が出来ます。忌避性が無い薬は駆除に、忌避性がある薬は予防にと使い分ける事も可能です。



★シロアリ薬剤の剤型について

■MC剤とは
マイクロカプセル剤の略で有効成分がポリアミド系等の樹脂カプセルに封入されている製剤です。有効成分がカプセルに封入されているので臭いも少なく長期間の残効性にも期待できます。駆除効果は薬剤への接触だけではなく食毒による駆除効果も期待できます。薬剤散布した場所に白く残る場合がありますので注意してください。
■SC剤とは
サスペンションコンセントレイト剤の略で水に溶けない有効成分を微粉末にし界面活性剤などで水に分散させた製剤です。
■FL剤とは
フロアブル剤の略で水に溶けない有効成分を微粉末にし界面活性剤などで水に分散させた製剤です。
■粉剤とは
有効成分を細かく砕き増量剤を加えた製剤です。粒子径は0,01~0,03mm程度です。
■粒剤とは
有効成分を細かく砕き増量剤を加えた製剤です。粒子径は0,7~1,0mm程度です。
■ベイト剤とは
遅効性の有効成分や昆虫成長抑制剤などをシロアリの好きな餌(木材やロール紙など)に含侵させた製剤です。遅効性なので食べたシロアリはすぐには死なず巣まで持ち帰り、他の白蟻にもベイト剤(毒餌)を分け与える事によりシロアリを巣ごと根絶させます。特にイエシロアリ駆除では効果を発揮しております。主にシロアリ駆除で効果を発揮します。
■ベイト工法とは
家屋周囲にシロアリが好む無毒餌(木材やロール紙など)を入れたブラスチック容器等のベイトステーションを埋設しシロアリが接触、食害するのを監視するシステムです。シロアリを確認した場合は上記のベイト剤を入れて白蟻を巣ごと根絶します。薬剤散布を行わず使用薬剤を必要最小限に抑える事で人や環境に優しい工法です。主にシロアリ予防に優れた効果を発揮します。



★シロアリ防除の工法について

■バリヤー工法
オーソドックスな白蟻防除方法の一つで薬剤を床下の土壌部分、木材部分に塗布・散布・注入してシロアリが突破出来ない薬剤層を作ります。昨今のシロアリ防除の中でもっとも多く使われる工法でシロアリを駆除するのに効果的な工法です。使用する薬剤(ハチクサン、タケロック、オプティガード、グレネード、ガントナー等)は特に選びません。 バリヤー工法では台所、トイレ、脱衣場等の土壌処理は面状散布(床下全面散布)、それ以外の基礎、束石、配管の立上り部分の周囲には帯状散布します。木部処理は土台、大引き、根太等に散布・塗布し、必要に応じて被害箇所や水廻りには穿孔注入処理をします。
メリット:床下に潜り隅々まで確認して処理する為、被害状況を確実に把握でき、薬剤散布・塗布も隅々まで処理する事が出来るので白蟻駆除に適した方法です。
デメリット:床下に潜る事が条件となりますので作業はきつく汚れる大変な作業です。床下高が低くて潜れない場合は施工が出来ません。


■外周処理工法
トレンチング処理(溝処理)
家屋外周(基礎周囲、犬走りがある場合はその周囲)に溝(幅10cm×深さ10cm以上)を掘り土を埋め戻しながら5L/mで処理する事でシロアリが外周から侵入する事を予防します。使用薬剤はアジェンダSCターミドールHEをご使用下さい。
メリット:床下に薬剤処理出来ない物件(空気循環の床下、マンションなどの賃貸物件、床下高が低く人が入れない床下など)にも白蟻予防処理が可能です。
デメリット:活動範囲の狭いヤマトシロアリの駆除には適しません。井戸や池などへの流出汚染の恐れがあり外周処理に適した薬剤を選ぶ必要もあります。


ロッジング処理(土壌注入処理)
建物周囲のコンクリート部分(犬走りなど)や土壌部分に間隔45cm×深さ30cm程にドリル等で穿孔し2~3L/穴で薬剤を注入する事でシロアリが外周から侵入する事を予防します。使用薬剤はアジェンダSCターミドールHEをご使用下さい。
メリット:床下に薬剤処理出来ない物件(空気循環の床下、マンションなどの賃貸物件、床下高が低く人が入れない床下など)にも白蟻防除処理が可能です。
デメリット:駆除には適しません。井戸や池などへの流出汚染の恐れがあり外周処理に適した薬剤を選ぶ必要もあります。


■ベイト工法
家屋の外周にステーションと呼ばれる専用容器(中には木材など白蟻の好物が入っています。)を2~3m/個で埋設して白蟻の家屋接近をいち早く察知する管理モニタリングシステムです。白蟻がステーションに侵入した際にベイト剤(毒餌)を投入しシロアリを巣ごと駆除します。トレロナファーストラインサブステックエクステラステーションなどをご使用下さい。
メリット:床下に薬剤処理出来ない物件(空気循環の床下、マンションなどの賃貸物件、床下高が低く人が入れない床下など)にも白蟻防除処理が可能です。
デメリット:ステーションの定期的な点検が必要になり、薬剤の特性上(遅効性)薬剤散布と比べて完全駆除までに時間が必要となります。



使用方法

本剤をよく振り混ぜてから下記の希釈濃度に従い水で所定に希釈し、散布して下さい。
希釈液は使用の都度、十分攪拌し、その日のうちに使用して下さい。
(公社)日本しろあり対策協会・防除施工標準仕様書に従って使用して下さい。

■床下がコンクリート打設面の場合


■土壌処理の場合






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